英作文とペンパル [語学・教育]

ペンパル(文通相手)と英文でチャットをしていると、英語教材では見たこともないような英作文、英単語に出会うことがあります。例えば文章の先頭に「BTW」と付けて会話を切り出してくるのですが、実はこれは日本語で「ところで…」という意味を持つ「By The Way」の頭文字をとったものです。こういった略語表現をネイティブに限らず、英語圏の人たちは多用してきます。もう1つ、彼らとの英会話の中で面白いなと思ったのが独特の顔文字(エモーティコン)を使った英文法。独特…というか、彼らから見れば日本の顔文字「(^_^)」のほうが独特なのかもしれませんが、笑顔を現すときは「:D」です。これは首を傾けて、横から見れば「D」が笑っている口に見えてくるはずです。こういった表現も英語圏の人達と意思疎通する際に必要になってくるので、なかなか骨の折れる作業とも言えます。でも、よくよく考えれば私たち日本人の生活の中にも「ETC」や「VIP」のように、英文の頭文字をとって略語で使用しているものも非常に多いことに気づくはずです。TVだって、よく考えればテレビジョンの略語なわけですから。
英語で会話のできる友達を作りたくて、インターネット上のペンパル募集サイトを利用する日本人は多いと思います。ただし、結局のところは、ペンパルと言っても日本国内で行われている「メル友」と大差がないのです。初めは英会話や英文によるコミュニケーションが楽しくて深夜までイギリス人やアメリカ人の友人たちと会話することになるかもしれませんが、日に日にそれも日常化してくると「飽き」がきてしまいます。もちろん、相手側は日本のアニメやゲーム、文化のことを知りたいので、突然連絡が取れなくなるとがっかりすることでしょう。ですので、初めから猛烈なスピードで英語によるチャットをするのではなく、1日30分とか、飽きない程度に自分を自制することも大事ではないでしょうか。
また、相手がアメリカやイギリスなど英語公用国でなくても、たとえばフランス人でもドイツ人でも英語がとても上手なのには驚かされます。おそらく文法上の問題点が、英語と似ているため、フランス人達も英会話能力の上達が早いのでしょう。日本人はそのため初めから大きなハンディキャップを背負っていることになります。諦めずに頑張りましょう。


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